院長のコラム

何でここに入れるの!

せせらぎタウンH25年8月号の健康ひとくちメモに、耳や鼻の異物の話を掲載しました。以下に一部を抜粋します。

 人の心理というのは面白い。そこに穴があるとふと覗いたり、何かを差し込んでみたくなる。子供にいたってはまさに好奇心の塊であるから、たとえそれが自分の体の中であってもふとした拍子で何かを入れてしまっても不思議ではない。特に2歳から5歳くらいのやんちゃな時期は、元気に何かで遊んでいるうちに、(あれ?妙に静かになった)と思えるときは、お父さんお母さんは十二分に注意する必要がある。観察力の鋭い親御さんなら「何か鼻に入れた?耳の中?」と疑って問いただすこともあるだろう。自己申告で「お鼻の中になんかある!」と言いだしたときは、なんかあるではなく、自分で入れたのだ。鼻の中を覗くと人の体にはありえない色の物体が見え、大急ぎで耳鼻科へ駆け込んだ親御さんもいるであろう。何とか家で取ろうと頑張るが、どんどん奥へ入り手に終えなくなることもある。実際に除去するとブロック、ビーズ、まるめたティッシュ、ミニカーのタイヤなどと多彩なものが出てくる。耳も同様で、石ころ、ビービー弾、お菓子の包み紙などいろいろ出てくる。入れた現場を確認できたときは適切に対処できるが、すぐに気づかない場合には、汚い鼻汁が片方だけ続いたり耳だれが出てはじめて異常に気づくこともある。好まざる虫、ハエ、蚊、ダニまで飛び込んで、突然耳鳴りがしはじめたと受診される方もいらっしゃる。
 なにはともあれ無理せず専門医を受診し、安全に速やかに処置してもらうことをお勧めします。

[ 更新:2013-08-02 16:54:06 ]

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