院長のコラム

お困りではありませんか?長引くセキ

長引くセキに関しての説明を「せせらぎタウン11月号」に掲載しました。以下に抜粋します。

 旭川に初雪も降り、本格的な冬を迎えようとしています。急激な気温の変化によって風邪にかかる方も増えます。セキは風邪の代表的な症状の一つですが、他の呼吸器の病気にも多くみられる症状です。最近では、胸のレントゲン写真などでははっきりとした異常がなくて、長引くセキに悩まれている患者も増えています。長引くセキの病気には、長年の喫煙が原因となる「慢性閉塞性肺疾患」や「気管支喘息」など、呼吸器内科の先生が専門とする病気が有名ですが、耳鼻咽喉科医に関係する病気も知られています。・「後鼻漏(コウビロウ)症候群」:後鼻漏とは鼻汁が鼻の後ろを通過してノドに落ちる状態を言います。落ちた鼻汁がノドを刺激することでセキや違和感の原因となります。鼻汁の理由は、花粉症などのアレルギー性鼻炎であっても副鼻腔炎(蓄膿症)であってもかまいません。そのため治療は、それぞれの原因に応じた鼻汁を抑える薬が中心となります。
・「喉頭アレルギー」:アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアトピー体質を持つ方の中に、ノドにもアレルギー反応を起こす場合があります。ノドがイガイガする、ノドがくすぐったい、などの症状のほかに、長引くセキを訴えます。アレルギーが原因のため喘息患者に用いる気管支拡張剤よりもアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン剤やステロイド吸入薬を用いるほうが効果的です。・「胃食道逆流症」:胃酸などの胃の内容物が食道に逆流し、胸焼け(胸の灼熱感)やゲップなどの症状を示す状態です。ノドの違和感やセキ、声ガレなどの症状をともなうこともあります。胃酸の産生をおさえる薬を服用することが有効です。
また最近では、子供の病気と考えられがちな百日咳やマイコプラズマなどが、実は大人にも多いこともわかってきました。長引くセキを風邪のせいだと一人合点しないで、耳鼻咽喉科医や呼吸器内科医など専門医に相談することが大切です。

[ 更新:2007-10-24 16:15:05 ]

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